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CCUS就業履歴 公共発注者も閲覧可能に

国土交通省は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の機能を拡充し、公共発注者が技能者の就業履歴を閲覧できるようにする。今後、システム拡充のための仕様、整備要件を固め、2021年度中にシステム整備業務の委託先を選定。22年度の稼働を目指す。これにより、地方自治体が現場の週休2日の確認が容易になり、週休2日工事のさらなる普及・浸透につながることが期待される。

 システムの改良により、CCUSに蓄積されているデータのうち、技能者が従事した全現場の就業履歴を一覧で確認できるようにする。公共発注者が週休2日モデル工事を実施する場合、現状では受注者が現場ごとに日々の週休2日の履行状況(現場の閉所状況)を工程共有表に記入・提出し、発注者が確認している。

 CCUSに技能者の就業履歴の確認機能を追加することで、週休2日の履行状況がより確認しやすくなるため、人手が不足しがちな自治体などで週休2日モデル工事の導入が進むことが期待される。

 建設業では24年4月1日からの罰則付き時間外労働の上限規制適用を控え、建設現場での週休2日の徹底が急がれている。

 週休2日工事については、国土交通省の直轄工事で20年度の実施率が約90%に達しており、23年度には原則全工事で発注者指定による週休2日の確保を目指している。都道府県や政令市、市区町村の実施率もさらに向上させることで、地域の守り手である建設業の処遇改善、将来の担い手確保につなげる。

 システム拡充のための費用は21年度補正予算案に計上済み。「交通、物流、インフラ分野等におけるデジタル・トランスフォーメーションの推進等」の国費(30億0700万円)の一部を充てる。

出所:建通新聞社電子版 2021/11/30